ふだらくの ちかいもよよに ふかければ
きよきながれに かげうつすなり


 開創は養老元年(717)、仁聞菩薩によると伝わる。一時期は山岳信仰の求菩提山修験道の傘下に入っていたといわれるが、治承4年(1180)、小松内府平重盛が派遣した宗清が、京都清水寺の本尊を勧請して七堂伽藍を復興。また、応永11年(1404)には、大分県国東町の曹洞宗九州本山泉福寺から龍室禅師を迎え、曹洞宗の座禅道場として改宗された。
 天正年間(1573〜92)キリシタン大名の大友宗麟の兵火で焼失するも、本尊は難をのがれ、寛永14年(1637)木下宗連大居士により再建。宗連は詠歌を好み、書は定家、茶は利休・少菴に学んだ文化人で、晩年中津を訪ね、縁家の中津藩主・小笠原長次に寺院の復興を勧進したとされる。
 本尊11面千手観音は秘仏で、毎年1月10日と8月10日の2回だけご開帳される。

十一面観世音菩薩 仁聞菩薩
曹洞宗
〒879-0236 大分県宇佐市清水443番地
0978-33-1426 0978-33-1426


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まえの札所 つぎの札所
重厚な屋根の本堂

石段の上にある
観音堂

高台から眺める全景

二層荘重な鐘楼門 岩間から湧く清水


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