もらさじの ちかいありちの やまなれば
われをいざなえ おなじはちすに


 炭焼小五郎という樵夫が、三輪明神の霊夢により、大和の久我大臣の娘、玉津姫と結ばれて栄え、欽明天皇より「真名野長者」の称を賜わったと「真名野長者の伝説」は伝えるが、豊後一の長者となったその真名野長者(満野長者)が、欽明天皇15年(554)、百済から蓮城という僧を招き開創されたのがこの寺だとされる。
 また、有名な「臼杵の石仏」は、長者の娘、般若姫が悲運のうちに亡くなり、17年に1度開帳される。その菩提を弔うために建立されたのだともいわれる。
 本堂「大悲殿」には、札所本尊千手観音が安置され、その裏の奥の院「長者堂」には、般若姫の守護仏だった「一寸八分観音」が安置されている。

千手観世音菩薩 蓮城法師
真言宗
〒879-7124 大分県豊後大野市三重町内山527番地
0974-22-0598 0974-22-6498


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まえの札所 つぎの札所
本尊を安置する本堂

威風堂々たる山門

998躰の
お薬師さん

千躰薬師を祀る
薬師堂
観音さまを祀る
長者堂


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