かげくらき こころのやみの むつのみち
あまねくてらす のりのともしび


 弘仁14年(823)、三毛中納言源師親が千手観音の霊示により一宇を建立したのにはじまると伝え、三院七坊の末寺を擁する、大寺として発展したとされる。
 その後、承和5年(828)には慈覚大師円仁を招請し、寺運ますます興隆。開山上人と慈覚大師の坐像は県の文化財に指定され、秘蔵奉安されている。
 建久3年(1192)の三池山大地震で堂宇が流失したが、歴代藩主の外護や信者の人たちに支えられ、今日にその法灯を伝えている。
 寺は大牟田市街地の東、三池山(388メートル)の中腹に建ち、早春の頃には、二百本三十種といわれる梅のその馥郁たる芳香に全山が包まれる。特に、新装なった信者会館に面した、樹齢七百五十年といわれる八重の紅梅「臥竜梅」は見事であり、これは県の天然記念物に指定され、全国的にも有名で、観光客で賑わう。
 本尊千手観音は伝教大師の御作といわれ、梅林と有明海を眺む観音堂に安置されている。県指定文化財をはじめ、多数の文化財を所蔵している。

千手観世音菩薩 慈覚大師
天台宗
〒837-0922 福岡県大牟田市大字今山2538番地
0944-51-2966 0944-51-2967


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不断の読経が流れる観音堂

観音堂内陣

信者会館

天然記念物臥竜梅 紅葉と梵鐘


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