いやしきも たかきもいざや えらびなく
ただまことある みちまもるなり


 地蔵院は天平元年(729)、聖武天皇の勅願により行基菩薩が開基した護国寺36坊の一つであり、明治時代の神仏分離令でも残された寺院で、仁比山神社のすぐ東下にある。
 背振山麓にある仁比山護国寺(地蔵院)は、日吉山王宮(明治44年より仁比山神社となる)の別当寺である。伝えるところでは、慈覚大師(円仁)が「日吉宮」の額を地中より掘り出し、仁明天皇に奏上して、仁明天皇の「仁」と比叡山の「比」をとり「仁比山護国寺」の勅号を賜わったとされる。
 行基作と伝えられる本寺千手観音は11月15日〜24日迄御開帳される秘仏である。仁比山のバス停から仁王門を入ると、すぐ東側に鳴滝塾でシーボルトに学び、日本最初の種痘医となった伊東玄朴の生家(県指定)がある。

千手観世音菩薩 行基菩薩
天台宗
〒842-0123 佐賀県神埼市神埼町的1688番地
0952-52-4355  


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まえの札所 つぎの札所
閑静な場所に建つ本堂

数々の水子地蔵群

本尊千手観音

境内に佇む地蔵菩薩群


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