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かずかずの かたちをわけて えにしある
ひとをみちびく のりおしゆなり
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白鳳2年(673)、天武天皇の勅願寺として創建されたと伝えられ、和銅元年(708)行基菩薩が寄錫され、その翌年七堂伽藍を造営。元明天皇より「観音寺」の勅号を賜ったとされる。
この寺も当初は法相宗に属していたが、承和14年(847)、慈覚大師円仁が唐より帰朝の帰途この寺に立ち寄り、伽藍の改修とともに、天台宗に改めたといわれる。
また、近年境内より九ケ所の経塚が発掘され、天永3年(1112)の銅板経筒には、法華経全巻が揃った日本最古の経文が内蔵されていた他、高麗版の「橡染紙銀字大般若経」や伝菅公筆の「紺紙金泥書経文」などの寺宝も多く所蔵されている。
この寺の中興といわれる金光坊然廓は、後、天台宗から浄土宗へと移ったが、浄土宗開祖の法然上人より「法然なき後は聖光坊・金光坊にたずねよ」といわれるまでの高僧となり、陸奥念仏の始祖・金光上人と仰がれている。
寺のある田主丸町は全国一の植木・苗木の町であり、巨峰ぶどうや富有柿の産地としても知られているが、河童と「牛鬼の手」の伝説も全国的に有名。観音寺にはその「牛鬼の手」のミイラも秘蔵されている。
札所本尊11面観音は、本尊聖観音の胎内仏として納められ秘仏だが、毎年1月、5月、9月の各18日に御開帳される。
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十一面観世音菩薩 |
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行基菩薩 |
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天台宗 |
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〒839-1212 福岡県久留米市田主丸町石垣275番地 |
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0943-72-3490 |
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0943-73-1855 |
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歴史を伝える銅板葺き本堂
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秘仏安置の
本堂内陣
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巡礼者を迎える
山門
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供養位牌堂 |
境内に佇む鐘楼 |
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