あまびとの かるもにすめる むしまでも
ちかいにもるる ものやあるべき


 伝えるところでは、観音寺は和銅2年(709)、「行基七観音」の内の一つ、千手観音を安置したことにはじまるとされる。
 創建当時は現在地より北へ1キロほど行ったことろにあったといい、山の麓から浜辺にかけて堂塔伽藍の並ぶ大寺であったといわれるが、現在もその伽藍の豪壮さが往時をを偲ばせている。
 観音堂は天明年間(1781〜89)建立の総欅造りで、たくさんの彫刻が施されている。格天井の板絵150枚には、長崎奉行お抱え絵師の筆になる草花が描かれており、これは、長崎の信者飛鳥井氏が先祖の菩提供養のために、弘化3年(1846)奉納したもの。長崎港より長崎半島の南端野母崎までの道は、かって「観音寺道」と称ばれていたそうだが、西海岸沿いのこの道は、長い砂浜と紺碧の海、そして東シナ海の荒波に浸蝕されたされた奇岩が目を楽しませてくれる。

十一面観世音菩薩 行基菩薩
曹洞宗
〒851-0506 長崎県長崎市脇岬町2330
095-893-0844  


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まえの札所 つぎの札所
本堂

観音堂への石段

石造のアーチ門
をくぐると
仁王門がある
豪潮律師の宝篋印塔
も建てられている
天井が美しい
観音堂


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