よしあしを いわやのやまの ゆうかぜに
みねのけむりも そらにきえなん


 「仏の里」として知られる国東の仏教文化は、九州西国霊場を開いた仁聞菩薩と法蓮上人によって促進され、この二大先達によって、宇佐と国東六郷を結ぶ一大神仏習合文化が発展したといわれる。
 国東半島六郷の天台宗寺院によってもたらされた仏教文化を総称して「六郷満山」と称ぶ。
 平安末には本山比叡山に倣って、本山(研究)、中山(修練)、末山(布教)の三山組織をとりいれ、天念寺はその中山として、六郷座主の役職をもっていたといわれる。国東半島六郷の天台宗寺院は当初65ケ寺を数えたが、仁安3年(1168)、法華経28品に因み28ケ寺に整理され、また、それらはすべて養老2年(718)に仁聞により開基された寺だと伝わる。
 天念寺では旧正月七日に「修正鬼会」が開かれる。これは国の重要無形民族文化財に指定されているもので、息災延命の願いが込められているといわれるが、前の年の悪を正し、その年の吉祥を祈るためのものだともいわれる。
  (現在長安寺にて朱印をお授けしています。)

聖観世音菩薩 仁聞菩薩
天台宗
〒879-0731 大分県豊後高田市長岩屋1152
0978-27-3842(長安寺内)  


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まえの札所 つぎの札所
修正鬼会が行われる護摩堂

護摩堂に並び建つ
身濯神社

修験道の祖、
役小角の磨崖仏

鬼会の里歴史
資料館は天念寺
に隣接している
度重なる洪水を
鎮めるために
建立された川中不動


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